体験談 01

スーパービジョン

会社名 人材サービス業
役職 社内コーチ
コーチングの種類 スーパービジョン

※スーパービジョンとは、すでに資格や経験を積んだコーチが、更なる成長にむけて自身のコーチングセッションを題材にセッションを受けるプログラムです。

私は、社内で部長職以上の方々をコーチする仕事をしております。Supervisionを始めたのは、自分のコーチングの傾向(強み・弱み)を知り、コーチングの品質を高めていきたいと思ったからです。品質が高められたら、その証としてICF(国際コーチ連盟)のPCC(プロフェッショナルコーチ資格)の申請もしようと思っていました。

期間は3ヶ月で、プレセッション1回と録音のフィードバックセッションを4回実施いただきました。セッションを録音し、自分で聞いてログを起こすプロセスは、負担は大きいものの、客観的に自分を捉えることができました。時間をかければコーチとして多くの選択肢が思い浮かびますし、コーチとしてもっといいあり方も考えられるのですが、クライアントを目の前にしたセッションで起こせていることと、起こせていないことが明確に認識できました。

録音のフィードバックセッションでは、PCCマーカーに沿ってできていることとできていないことの確認だけでなく、「何を優先したから、できなかったのか」など、コーチをしているときの私自身の内面で起きていることも振り返ることができ、「次のセッションは、何に意識して望めばいいか」が毎回明確になる感覚がありました。

Supervisionの実施前と比較すると、クライアントの主体性を促すために、クライアント自身に話をまとめてもらい、行動を選んでもらうような関わりを増やすことができました。また、中長期的なクライアントの目標と、今日のセッションゴールの繋がりを扱えるようになったことで、大きな方向性を見失わずに、一歩一歩前進させる促しができるようになりました。

今後、Supervisionを活用される方は、Supervisionで扱うための録音だけでなく、その期間は多くのセッションを録音し、自分で聞くようにすると、繰り返し行っている自分の傾向がより明確に分かるので、おすすめです。