2020.01.20

良いコーチの条件

私がコーチングに出会ったのは1998年のこと。

あれから21年目・・・・
私の中で、未だにコーチングは色あせず、常に興味深く、やればやるほど難しい。
きっと、どのコーチもそうやって自ら道を切り開いているのだろうと思います。

さて、そんな「コーチ道」ですが、どんなコーチが良いコーチといえるのでしょう?

みなさんも、もし自分もコーチがほしいな、と思う事があったら、
その選択基準を知っておきたいと思いませんか?

私がコーチングのトレーニングを始めたばかりの頃、
アメリカで活躍するコーチだった方々に指導頂く機会に恵まれました。
(日本にはそもそもまだコーチという人がほとんどいませんでしたのでね・・・)

当時、アメリカでコーチングの業界の発展に大きな貢献をされていた、
コーチの第一人者の一人でもある方曰はく、「よいコーチの条件」とは・・・・

1. コーチという職業の倫理基準に則ったトレーニングを履修していること
2. コーチングの実績があること
3. 常にコーチをつけていること

当時は、3つ目の「常にコーチをつけている」という項目がとても新鮮に感じました。

一般的に、先生、社長、医者、政治家、最高裁の裁判長など頂点を極めた人は、
周囲の北極星のような存在である、という感覚があったからです。

なぜそう感じていたのかは不明ですが、
おそらく、そういう人がいつも何かのルールをきめて、判断して、自分たちは教えてもらう、
という構造に慣れてしまっていたからでしょうか。

ですが、彼女は強調しました。
自分が知らないことがある、という事を知っている、ということが、何より重要だ、と。

自分が知らないことさえ知らない、ということを、ブラインドスポットといいます。
自分にはブラインドスポットがあるということを、認識せよ、といっていたのですね。

知らないことを知っている人は、自然に学習をし続ける。
多少なりとも人に何らかの変化をもたらすためにコーチという職業を選ぶならば、
自分が学習することをやめてはいけない、そういう彼女の声が今も耳に残ります。

つまり、良いコーチというのは、よい学び手でもある必要があるという事ですね。

そして今。
成人学習、という考え方が広がってきています。
成長し続けることが当たり前の時代になった、というとちょっと強調しすぎかもしれませんが、
人は成長し続けられる、と鼓舞されているようで私はわくわくします。

私は今年、コーチのコーチになるためのトレーニングに約1年かけて参加することにしました。
(コーチのコーチをする人=スーパーバイザー)

日本にはまだ、正式なトレーニングも資格もないので、この領域が発展しているイギリスの
組織が提供するプログラムに参加します。

すでに準備ワークが始まっていますが、新しい世界の扉が開いたような感じです。
ちょっと緊張、かなりワクワク!

きっとこのプログラムから、このメールマガジンを読んでくださっている皆さんだけに
お届けできるコンテンツもたくさんあると思います。

引き続きどうぞお楽しみに~♪