2020.05.25

ニューノーマル時代の自己紹介

あなたの強みは何ですか?

あなたの人生の大きな転機に差し掛かったとき、
自分にはこれがある、と思える強みは、何ですか?

先日放送された『カンブリア宮殿』
アイリスオーヤマ、富士フィルムの変革力に多くのことを学びました。

その中でも、印象に残ったのは、「強み」を軸とした変革の仕方です。

アイリスオーヤマは、オイルショックにより倒産寸前の憂き目にあいます。
この時、創業当時の主力事業であった筐体のプラスチック成形の技術を活用。
漁業、農業、日用品の領域に進出し、復活を遂げます。

富士フィルムは、記憶に新しいですね。
デジタル化により、利益の6割を支えていたカラーフィルムという屋台骨を失います。
そこで使ったのは、フィルム表面に使用していたナノ化技術、そして映像技術。
化粧品分野、医療機器分野へ進出します。
更にこれからは注目のアビガン製造へと、活躍の領域を広げ続けています。

「強み」を中心に据え、業種の枠を超え、大きく円を描くように市場のニーズをつかみ事業化しています。
まるで華麗にフラフープを回すかのように。

強みを活かすなんて当たり前じゃない?、と思われるかもしれません。

でも、あなたは、冒頭の質問に、どのくらい明確に答えられましたか??

私は、独立した後も、ずいぶん長い時間を、自分や自社の強みを明確にすることに費やしてしまいました・・・

いかなるピンチの時にも、しっかりと軸足を置いておけるほどに、自分/自社の強みを深く掘り下げて認識している。
この事こそ、両社の強みなのかもしれません。

緊急事態宣言も解除されるかという今日、ニューノーマル時代の到来、でしょうか。

利益・成果だけを追及したり、自社/自分だけ勝とうとしたりするやり方は、もはやとてもかっこ悪く見えますね。

これからは、「共に生きる」こと。
「パートナーシップ」ではないかと思います。

協力し合うこと

共に創り出すこと

貢献すること

一方で、しっかり意思を持ち伝えること

健全な境界線を持ち自他ともに尊重すること

相手を理解しようとすること

企業同士、国同士、人同士、企業と市場、人類と自然・・・
あらゆる関係性において、パートナーシップが次のステージに向かう力の源となる。
この期間学んだことの一つだったように思います。

パートナーシップを形成しようとするとき、「強み」を認識していることは、とても大事です。

海外に行くと、「あなたは何者か?」と常に問われます。
このような時、「日本人です」「xx株式会社です」という答えでは、相手は戸惑います。

私とあなたとで、何が一緒にできるのか?

お互いに、何を活かしあえるのか?

「あなたは何者か?」という問いも、「あなたの強みは何ですか?」という問いも、その答えを探しているのです。

「強み」を明確に認識していれば、

相手にしっかり自分を伝えられる

自分が役に立つところが主張できる

逆に助けてほしいところもわかってもらえる

アイリスオーヤマや富士フィルムのように、自らの強みと何が結び付けば新しい価値が創造できるのか、そう考えることで、企業としても可能性が広がるように思います。

村上龍氏は、番組の編集後記でこう締めくくっています。
「ピンチをチャンスになどというが、問われるのは過去に何を、どれだけやってきたかという事だけだ。」

自分が、自社が積み重ねてきたものにこそ着目して、強みであると誇りを持とう。
しっかり、認識しよう。
そんな風に励まされているように、感じました。

自分が今までエネルギーを注いできたことは何だったのか?

そこから得たこと、身につけたことは何だったか?

私が、お客様に貢献できると思えるものは何か?

私が、相手を喜ばせられるものは何か?

個人としても、組織の一員としても、誇りをもって自己紹介ができるよう、掘り下げておきたいものですね。